ずっとこれからも

大好きな婚約者が亡くなり、気持ちの整理と記録のために始めました。

犬くんとの出会い①

私にはもう一人家族がいます。

 

何度かブログで出ている、犬くんです。

 

ミニチュアダックスフントのクリーム(イエロー)です。

 

犬くんは、5年前の私の誕生日に出会いました。

 

その時私は仕事で病んでいて、誕生日にしたいことも食べたいものもありませんでした。そんな私を見て彼が「ペットでも飼う?」と言って、飼うかどうかもわからないままペットショップ巡りをしてくれました。

初めはハムスターを飼おうかなーと言っていました。

昔飼っていたこともあるし、そこまでお世話も大変じゃないしと軽く考えていました。

とりあえずいろいろな小動物を見て回っていて、とあるペットショップで、彼が急に動いたハリネズミにびっくりして電球を割ってしまう事件もありました;

 

そんな中で、3件目のペットショップで犬くんと出会いました。

 

犬くんは4ヶ月以上経っていて、いわば”売れ残り”とされていました。

(大体は2ヶ月〜3ヶ月が人気で買われていくのが多いみたいですね)

 

ただ、私たちは一目惚れをしてしまい、犬くんを抱っこさせてもらいました。

犬くんは全くの無反応でとても無愛想な子でした。

こちらに愛嬌を振りまくわけでもなく、ただ項垂れながら抱かれていました。

ちらっとしか顔も見ませんでした。

 

まったく鳴かなかったので、店員さんに聞くと「声が出ないわけではないんです。ここにきた時は少し鳴いていたのですが、最近はまったくですね」と言っていました。

 

犬は、人間が思っているよりも自分の状況がわかっていると聞いたことがあります。

 

犬くんも、その時は大きくなったので1匹のケージでしたが、それまでは2匹だったり3匹だったりで他のワンちゃんと一緒に過ごしていたそうです。

次々に自分以外が”かわいい”と言われて飼われていくのに、愛嬌を振り撒いても自分を受け入れてもらえない。

”自分はいつになったら…”と思っていたのかもしれません。

すでに何かを悟った顔をしていました;

 

そんな犬くんに一目惚れをした私たちでしたが、一旦ペットショップを出て相談しました。

 

自分達に飼う資格があるのか。

何かあった時に優先できるのか。

ちゃんと躾ができるのか。

最後の介護までできるのか。

 

少し前にウサギを飼っていて、その子が亡くなった時にうけたショックを、いずれは味合わないといけない。その覚悟もあるのか。

いろいろ話しました。

 

2時間ほど相談して、ペットショップに戻りました。

 

「この子を迎えたいです」と店員さんに伝えました。

 

不安もたくさんでしたが、どうしても一緒にいたい想いが溢れました。

可愛くて可愛くて仕方なかったんです。

 

その後、子犬のお世話の仕方や躾の方法も教えてもらい、ご飯やリードなどなど購入しました。

初めてのことだらけで、必死に聞きました。

 

家に帰って、犬くんが入っている箱を開けると、不思議な顔をして戸惑っていました。

 

しばらくはあまり触れあわないで、家になれることに集中させてくださいと言われていましたが、我慢できずにすぐに抱っこをしてしまいました;

可愛くて・・・・;

 

その間彼がケージを組み立ててそれを犬くんと二人で見ていました。

 

その夜から、犬くんの夜泣きが始まりました・・・

 

 

犬くんとの出会い②に続く…