ずっとこれからも

大好きな婚約者が亡くなり、気持ちの整理と記録のために始めました。

最後に作ってあげられたホットミルク

 

昨日の夜、夜中2時頃に母に電話をした。

 

母は寝ていたようですが、話を聞いてくれました。

 

”最近は、彼がただ出かけているだけな気がして、でもそれを違うとわかった時にすごくつらくなる”

とか、

”家を出て買い物をいった時は、帰ってきたら「おかえり」って声が聞こえそうで悲しくなる”など、話しました。

 

そこから、どんどん溢れ出して、

 

なんでいないの?

なんで彼だったの?と泣きじゃくりました。

 

彼が亡くなった時の話もしました。

 

彼は朝方4時半頃に私を起こして、「しんどい」って言ってたとか、

まだ少し寒い日だったから、フリースケットをかけて、身体をマッサージしたりしてた事なども話しました。

 

身体を温めたほうがいいかなと思って、ホットミルクも作りました。

 

それを彼が腰掛けていたベッドの横のテーブルに置いてから、

犬くんがおトイレをしていたので、「ちょっと犬くんの掃除するね」と言って、

彼の元を少し離れました。

そのわずか数秒後に、彼はベットの下にうつ伏せで倒れました。

 

おそらく1分あったかどうかだったと思います。

結局その時おトイレ掃除にできなかったので・・・

 

そして、そのまま彼の心臓は止まってしまいました。

倒れる瞬間に側にいて身体を支えてあげていたら、彼はうつぶせに倒れることはなかったと思います。

うつぶせじゃなかったら、心臓マッサージもできて、彼は生きていれたかもしれません。

 

そんな話をめちゃくちゃに母にぶちまけました。

 

母は「うん、そうか。そうだね。辛いね」などと相槌を打ちながら聞いてくれました。

 

彼が運ばれた病院で亡くなって、一人家に帰って、彼が倒れた寝室を見ると、ベッド横に置いていたホットミルクは飲み干されていました。

もしかしたらそれがきっかけで倒れたのかもしれません。

 

でも母は

「そうか、飲めたんだね。しんどい時って何も口に入れたくないから、きっとおいしかったんだよ。」と言ってくれました。

 

彼に最後に作ってあげれたのは、ホットミルクでした。

 

美味しいと思ってくれていたらいいな。

 

もっと色々料理も作ってあげればよかった。

最近は私自身も体調が良くなくて、手抜きの物やお惣菜が多かったから、もっといろいろ食べさせてあげればよかった。

 

私の手料理が好きと言ってくれていたのに、私はそれを大切にできませんでした。

 

遅いかもしれないけど、これからできるだけ、いろんなものを作って彼に食べてもらえたらと思っています。

 

彼が美味しいと言ってくれたらいいな。