ずっとこれからも

大好きな婚約者が亡くなり、気持ちの整理と記録のために始めました。

昔のウォークマンを聞いてみた

 

皆さん、ウォークマンってご存知でしょうか?

10年ちょっと前(?)にスマートフォンが普及する前に存在していたの物です。

 

当時は今でいう”ガラケー”だったので、電話とは別で音楽を聴くモノをほぼみんな持っていました。

iPodのようなものですね。

 

当時、私ももちろん、彼も持っていました。

 

今日、その中の曲を聴いてみました。

当時、彼が私に誕生日プレゼントでくれたスピーカーで、聴きました。

もらった時は『スピーカー欲しいって言ってたから』と言われて、

私は『え、あ、ありがとう!あの、お風呂で聴けるような防水のとかあればと思ってて・・・』と言ってしまってちょっと怒らせてしまいました;(彼がくれたのは防水のではなかったので)

ごめんなさい。どんなものでもうれしいよ!!

 

私たちは音楽関係の大学でしたので、お互い勉強のためにもいろいろなジャンルを聞いていました。

J-POP、クラシック、ゲーム音楽、アニメBGM、ジャズ、ロック、ケルト音楽、雅楽など…

 

ゲーム音楽とかは特に、「当時一緒にやったなー」とか、「あー、いつも夜遅くまでやってたなー」とか思い出しました。

二人ともゲーム好きだったので、どちらかがやっているのを見るのも好きだし、二人でやるのも好きでした。

FFもドラクエも、あとは三國無双とかマリオカートとか色々やっていました。

 

私達は二人とも、スマホにするのが遅くて、仕事に就いてもしばらくガラケーでしたので、ウォークマンは結構愛用していました。

私は当時から、ちょっと切ない曲が好きだったので、私のウォークマンの中にはそんな曲が多かったです。

 

その中で気になった曲がありました。

 

「春と消えた」−−−−−−−

裸になったその枝に
何が咲いていたのだろう。
地面に落ちた灰色は
生きた心地がしなかった。

「いつかは終わりが来るんだ」と
誰かが小さく ため息ついた。
あなたを見上げた この視界は、
間もなく色を亡くすだろう。
春の寿命は短すぎた。

散ってしまうなら、咲かないで。
悲しくさせないで。
夢もみせないで。
私に命は重すぎた。
私にあなたは綺麗すぎた。

切られてしまったその枝に
何かが咲いていたのだろう。
踏み潰されても あなたの色は
幸せそうで、怖かった。
きっと終わりが来たんだと
私は小さく ため息ついた。
春の歩幅は大きすぎた。

散ってしまうなら、咲かないで。
置いていかないで。
ひとりにしないで。
私に命は重すぎた。
私にあなたは綺麗すぎた。

「また会える?」って泣いた私に
「また会える」って あなた 笑った。
春の終わりは優しすぎた。

いつか
消えてしまうなら、咲いていて。
悲しくならないように
夢もみるよ。
ここでみるよ。
散ってしまっても、
ひとりになっても、
ここで待つよ。
あなたを待つよ。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 

聴きながら泣いてしまいました。

 

そんな気持ちでポーッと聞いていたら、次の曲でQueenが流れてくる;

しかも『Bicycle Race』・・・・

 

ウォークマンの中も、私も情緒不安定ですねー